イギリスはやっぱりマズい -4ページ目

大晦日



えげれすは時差が9時間あるのでまだ早いんですが、


  来 年 も よ ろ し く


    お 願 い し ま す 。

躊躇する男性留学生

先日友人の会社(日系企業)で
バイトさんを募集することになりました。
日本語の資料を読んでの作業が主なので、
どうしても日本人が欲しいのだそうです。

ロンドンでは、バイトの求人広告は
「ジャーニー」や「ニュースダイジェスト」といった
フリーペーパーに広告を載せたり、
日本の品物がたくさんおいてある「ジャパンセンター」に張り紙を出すことが多いです。
それで、その会社も広告を出しました。
これまでもそれで採用してきました。

ただ、
そこに今いるバイトさん10人程度は
ほとんどが女性
「力仕事もたまにはあるし、
夜遅くなることもあるから、
男の子が欲しいんだけどね」
でも男性が来ないのだそうです

ロンドンに来ている留学生に男性がいないわけではありません。
女性のほうがかなり多いのでしょうが、それでも男性はいます。
なのにバイトに募集してこないのは、
男性の留学生はほとんど大学院などに通っていて、
勉強が忙しくてバイトどころではないからだそうです


比較的時間に余裕がある語学学校に行っているのは、
ほとんどが女性
です。
(語学学校は大体午前中か午後だけのことが多いので、
半日は時間が空きます

別に女性が語学学校で遊んでいるわけではなく、
(まあそういう人も少なからずいますが)
彼女たちは日本で仕事を辞めてきたりと、
すごい決断力や貯金を持っている人も多いです。
ですが、男性はやはり、
仕事を辞めてまで留学するのをかなり躊躇するようです

そりゃ、勇気が要りますよね。
(研究職や会社のお金で留学している人は除きます)


理解はできるのですが、私としては


B o y s     b e     a m b i t i o u s   ! !


と言いたいです。


え、おまえはどうなんだ、って?
私の場合は、ambition(野望)ではなく、
無謀ですかね…。

Do Not back the Bid!


250,000 back London Olympic bid

私の警告を無視して、あほなやつらが
「ロンドンでオリンピックやってくださぁ~~い!」
という署名をIOC(国際オリンピック委員会)に提出したそうです。
嗚呼!!!!!!!!!

だからやめとけって!
悪いことは言わないから!
パリにしとこうよパリに!!

写真は、国会議事堂の前のキャンペーンののぼりです。
苦々しい思いで撮りました…(汗)

誰か教えてやれよ!

さっき見ていた「Home and away」(連続ドラマ)で、

登場人物の一人の着ていたシャツに、




「   水        虫    」




と書いてありました。


ギャーーーーー!!!

sitting on the dock of the カナリア埠頭

ロンドンはエリアによって色がずいぶん違うということについては
ロンドン・ヤヴァいエリア」に書きましたが、
私の住んでいる「東(E)」にはあまりポッシュな(気取った)イメージはありません。
どちらかというと、中東系の人が多く雑多なイメージです。
(南にもあまり品の良くないエリアがありますが、
そちらは黒人が多いイメージかな、大雑把に言うとですが)

ですが、そんなE地区は
近年再開発され、一躍注目を浴びるようになりました。
Docklandsと呼ばれる地域です。
このあたりは英国の名物暗黒長寿ドラマ「East Enders」で有名なEast Endの一部なのですが、
80年代以降テムズ川北岸を中心に打ち捨てられた工場などが再開発され
新しいビジネス街に生まれ変わりました。

(昔Pet Shop Boysが唄ってヒットした
「West End Girls」という曲を覚えている人。
 In a west end town, a dead end world
 The east end boys and west end girls

という歌詞がサビにありますよね)

そのドックランズの中には
ひときわさんぜんと輝く金持ちエリアがあります。
以前も書いたことがあるかもしれませんが、
Canary Wharf(カナリー・ウォーフ)という地域です。

(日本人にはたまにローマ字読みして
「カナリー・ワーフ
 と書いているうっかり八兵衛さんがいますが、
 間違いです)

訳すと「カナリア埠頭」ですが、
もとはカナリー諸島との貿易に使われた波止場だったことから
こう呼ばれているそうです。

うちからバスに乗って買い物に行くと、
いかにもイースト・エンドなさびれた地区から
いきなりにょきにょきとキラキラしい高層ビルが立ち並ぶのが見えるのですが、
(英国は地震がないのでガラス張りの現代建築が多い)
かなり壮観です。異様というか。
まあ雰囲気としては幕張をも少し大きくした感じで
日本人からしたら特に珍しくもなんともない風景なのですが、
こういう高層ビル街って英国では珍しいし
周囲とあまりにマッチしてないのです。
別に観光地ではありませんが(ビジネス街ですから)
マッチしてなさ加減を見るのにはいいかもしれません。

その高層ビル群は何なのかというと、
銀行とか証券会社です。
日本の金融庁にあたる金融サービス機構の本部もここにあります。
一番目を引くのはシティバンクとHSBC(英国最大手の銀行)のビルです。
おかげで、9.11の同時テロ事件後は、
ロンドンのビルにもアルカイダが突っ込むんじゃないか
やるとしたらカナリー・ウォーフだろう
とまことしやかに言われていました。
そのせいで、
普通の自家用車でこのへんに乗り入れるときは検問があります。

やたらとお金持ちの銀行家たちが
このへんに引っ越してきたり、通勤したりしているので、
わりと交通の便もよいようです。
なんといっても、英国イチ遅れない交通機関が通っています。
その名は「Docklands light railway」(DLR)です。

DLRは無人のモノレールでして、
無人なのに遅れないというか無人だから遅れないというか、
とにかく遅れない! ちゃんと来る!
地上を通ってるから眺めもいいですし。
ただ、ヤヴァいエリアも通るので、
まるでギャング映画のセットみたいな風景を見ることもできます…。

総じてこのカナリー・ウォーフ周辺は、
大きく新しく能率的なものが好きな私にとっては好きな場所です。
が、古きよき英国を愛する人々からは
景観を破壊した」とか
家賃が高騰した」とか言われて
かなり批判されているようですがね。