私が衛星放送を入れるまで その5 | イギリスはやっぱりマズい

私が衛星放送を入れるまで その5

これで後はカードが届いて、インストールの人が来れば大丈夫なはず、
とちょっとるんるん気分の私。
家を出ようとして、コンシェルジュのマイケルに会った。


マ「あ、スカイのインストール頼んどいたよ。明日エンジニアが来るから」

え?

零「私も頼んだんだけど…土曜日に来るって言ってるけど」
マ「え、そうなの? じゃあこっちはキャンセルするよ」
零「ありがとう」


しかし、よく考えてみたら
キャンセルしなかったほうがよかったな~、
土曜日がつぶれるし、
マイケルが立ち会ってくれるんならそのほうがよかったんだけど…
と思いつつ会社へ。

これが後で大きな失敗だったことに気づくのだが。





そして4日後の今日。
カードは(やっぱり)まだ着かない

さすが英国



「インストールの2日前までに来なかったら電話して」
とエンジニアの会社スペクトラムに言われていたので電話した。

スペクトラムの兄ちゃん
(きれいな英語だがやたら早口で目が回る)
がスカイに電話してくれたところによると、スカイは
「月曜に送ったから火曜には着いてないと変なんだけど」
と言ってるらしい。
と言われても、
実際木曜(2日前)の朝時点でカードは着いていない。
昼にまた配達があるかもしれんが…


しかし、マイケルの発言から言って、
マイケルの頼んだエンジニアはカードなしでインストールする気だったはずである。
なぜなら、
私は彼がアポを入れてくれたことを知らなかったんだし、
私のところに来るはずのカードを彼らが入手できるはずもない。
ということは、
物理的にはカードなしでもインストールできるはずである
実際インストールといったって、
ジャックとデコーダをつなぐだけなんだから。


それで
零「どーしても、カードが要るの?」
と聞いたら、
ス「どーしても要る
という。
ス「最悪明日までに着けばいいけど、
着かなかったら日程を変更します



(えええー)



典型的、英国な展開。



あまりに典型的すぎて、ちっとも驚いてない自分が怖い。
というか、こうなることの方を予想してた気さえする


こんなことなら、
マイケルのアポをキャンセルしてもらうんじゃなかった。

でも、「はぁ?」とは思うが怒ってはいない。
悲しくもない。


むしろ、こんな英国に慣れてしまった自分が悲しい



「カードがなくてもインストールできるはずだと思うんだけどなあ」
と言ったら、友達が
「(マイケルが頼んだ人と)業者が違うんじゃない?
本当は無しでもできるんだよ。
でもさ、無しでやって”映りません”って言われたら
また出動しなきゃいけないからダメ、って言ってるに違いない!!」
と言った。
すごい洞察力だ。



(まだつづくらしい)